活動レポート

vol.38【フレンズ☆SAKAE】

記者:りずみ(高校2年生)

私は栄区の青少年の地域活動拠点「フレンズ☆SAKAE」に行ってきました。

アクセスはJR本郷台駅から徒歩15分ほどの少し入り組んだ場所にあります。施設に入ると涼しく、アットホームな雰囲気で暑い夏でも居心地よく過ごせました。

来ている人みんなが仲良さそうで、職員の方もとても優しく、受け入れてくれる感じがとても良いと感じました。この施設は主に小中学生が利用しており、高校生も数は少ないですが利用している方はいるそうです。そこで私はメイク講座のために来ていた中学2年生の女の子と遊びにきていた中学1年生の男の子のグループ、そして施設の方に話を聞いてきました。これからそれぞれの方について書いていきたいと思います。

利用者(中学生)へインタビュー

女の子が利用したきっかけは演劇の稽古でこの施設を使ったことでした。そこで施設の良さに気づき、大体週に1回ほど訪れているようです。施設が15時から空いているため、16時〜 17時頃に来て塾が始まる18時まで利用しているそうです。普段は集中できる環境の中で勉強をしたり、ピアノを弾いたり、友達と話したりと楽しく過ごしているそうです。とても素敵な施設ですが、改善してほしい点として、この施設のことをもっと大々的に知らせてほしいと言っていました。チラシやSNSなどを使って、アットホームな感じを伝えれば利用者がもっと増えるのではないかと考えているようでした。

たくさんの人が来れば賑やかになって楽しいし、交友関係も広がるのでとても良い案だと私は思いました。もっとたくさんの人が知ることができるように私にできることがあれば積極的に行動していきたいです。

次に男の子のグループに話を聞きました。初めて利用したきっかけは友達が来ていたからだそうです。いつもは施設の開館後や、部活動が終わったあとに利用しているようです。普段は Switchでゲームをしたり、広いスペースでみんなでワイワイして過ごしているそうです。彼らはあまり遊ばないと言っていましたが、UNO、トランプ、ボードゲームなどがあり、種類が豊富でたくさんあったのでそれらで遊ぶのもとてもいいなと思いました。改善してほしい点として、遊ぶところをもっと広くしてほしかったり、Wi-Fiを強くしてほしかったり、冷凍庫があるのでそこにアイスを入れてほしいなどと言った意見がありました。今のままでも十分綺麗で過ごしやすいですが、利用している人たちにとってもっと居心地が良くなればいいなと思います。

施設担当者の想い

この施設は年齢、性別などを区切られない場所だからこそ多くの人に安心して来て、過ごしてほしい。利用していた人は一度離れて行っても大体はまた戻って来てくれます。 彼らにとってつまずいた時、困ったことがあった時、そういった時にアドバイスなどを聞きに来る場所がこの場所です。ここに来れば大丈夫だから頑張って生きていこう、そんな場所になることを願っています。でも来てくれる理由は人それぞれで、「スカートがほつれたからその部分を直してほしい」というお願いだったり、「奨学金の手続きの方法」を聞いたり、「住まい探し」、「人生の歩み方」などその場所へ行く理由は様々です。たくさんの人に来てほしいです。

最後に

訪れる人それぞれ「フレンズ☆SAKAE」が心の拠り所であり、大切な場所であってほしいと私は思いました。

今回、私がこの施設を訪れてみて感じたことは2つありました。

1つ目はこんなにも安心して快適に過ごせる場所が自分の身近にあったということです。私はこの取材をするまでこの施設の存在を全く知りませんでした。でも実際に訪れてみてまた行きたい、友達にも紹介して一緒に行きたいという気持ちがとても湧きました。ここに来ればさまざまな価値観を持った人にも出会え、いろんな刺激を受けられると感じます。それは自分の新たな道を拓いて行くことにもつながると考えました。

2つ目はこの素晴らしい場所をもっと多くの人にも知ってもらいたいということです。

おそらく自分の住む地域にもこういった施設はあるはずです。だから、そのことをまず調べてみてそして実際に足を運んでほしいと感じました。そうすることでこういった青少年の地域活動拠点はもっといろんな人に広まっていくと思います。

実際に取材をしてみないとわからないことがたくさんありました。今現在、横浜市には7か所の青少年の地域活動拠点があります。みなさんの身近にも必ずあると思います。たくさんの人にこういった場所の良さを知ってほしいです。

活動レポート一覧へ